2025/12/18
2025年12月10日〜11日、東京・
「整体日本一決定戦2025」に参加しました。
昨年に引き続き、2度目の参加となります。
整体日本一決定戦2025に参加しました
①大会概要
②参加した理由
③大会結果
④奇跡の再会
① 大会概要
整体日本一決定戦は、株式会社マジックハンズ、Ken Yamamoto氏、
株式会社NOUMIN・堀之内裕史氏が主催する、
文字通り「日本一の整体師」を決める大会です。
今回は第2回大会となり、北海道から沖縄まで全国各地から
320名の整体師が集い、優勝を争いました。
会場は東京・有明コロシアム。
昨年よりさらにスケールアップした大会場で、
12月10日・11日の2日間にわたり開催されました。
大会は、1回戦・2回戦・準決勝・決勝で構成され、
準決勝までは、姿勢や可動域のbefore → afterを
AI分析によって採点する方式が採用されています。
詳しい大会概要については、以下の公式サイトをご覧ください。
② 参加した理由
前回は残念ながら1回戦での敗退となり、
リベンジしたいという思いも、正直ありました。
しかし、それだけではありません。
衆目のなか、モデルさんと無心で向き合った25分間。
その体験があまりにも鮮烈で、
「もう一度、あの感覚を味わいたい」
そう思ったことが、再び参加した一番の理由でした。
また、この1年でさらにブラッシュアップさせた技術を、
今の自分の立ち位置として試したい、
そんな思いもありました。
参加にあたり、今回はあえて事前の対策を一切行いませんでした。
もちろん入賞はしたかったですが、それはあくまで結果。
狙って獲りにいく、という気持ちはありませんでした。
たくさんのギャラリー、限られた時間、審査項目…。
さまざまな制約のある環境のなかで、
* いかにモデルさんに真摯に向き合えるか
* 持てる技術を最大限に発揮できるか
* そして、モデルさんの身体が楽になり、笑顔で帰っていただけるか
それが、今回自分に課したメインテーマでした。
③ 大会結果
今回は選手数が320人と、昨年より大幅に増加。
スケールアップした会場は、選手だけでなく、
モデルさんや観覧者の方々であふれていました。
私の出番は夕方だったため、
青空整体で施術を行うことにしました。
当初は100人ほどの方に「3分整体」を行う予定でしたが、
システム上のタイムロスも多く、
実際には20人程度しか施術できず、そこは少し残念でした。
そして、いよいよ本番。
1回戦のモデルさんは、肩の可動域制限と動作痛があり、
夜間痛で目が覚めてしまうとのことでした。
限られた時間のなかでどこまで改善できるか、
正直なところ不安もありましたが、
自分としては渾身の施術ができました。
「これで敗退しても悔いはない」
そう思えるほどに。
結果として、可動域制限と動作痛は消失。
後から伺うと、夜間痛や腰痛もなくなったとのこと。
本当に良かったです。
2日目の結果発表では、
48位で2回戦へ進出することができました。
2回戦のモデルさんは、首・肩・背中のコリが強く、
眠りが浅いというお悩みをお持ちでした。
審査項目が可動域の改善だったため、
それも踏まえながら施術を行いました。
今回も納得のいく内容で、モデルさんも笑顔に。
可動域も大きく変化しました。
後から伺うと、その晩はぐっすり眠れたそうです。
残念ながら準決勝進出は叶いませんでしたが、
ベストを尽くし、モデルさんにも喜んでいただけた。
それだけで十分、満足のいく大会でした。
④ 奇跡の再会
1日目終了後、選手の懇親会での出来事です。
場が温まった頃、主催者のKenさんから
「大阪メンバー集合」と声がかかり、
大阪メンバーで自己紹介をする流れになりました。
ある女性がご自身のサロンの場所について話していると、
「私の母校が近所にあるので、あの辺りはよく知っています」
と、1人の男性が話に加わってきました。
ちなみに、私の母校も近くにあるため、
思わず聞き耳を立てていると……
なんと、まさかの同じ学校。
「私の後輩ですよ」
思わず、声をかけていました。
それだけでも十分すごい偶然だと思いましたが、
話はそこで終わりませんでした。
その後輩の自己紹介を聞いていると、
どこかで聞いた覚えのあるフレーズがいくつも出てきます。
「お名前、もう一度いいですか？」
と、聞き逃していたお名前を伺うと、
「内藤です」
……えっ、まさか。
「ひょっとして、兄の……？」
3年前のお葬式で一度だけ顔を合わせた、
亡き友人の弟さんが、目の前にいました。
こんな奇跡、あるでしょうか。
お兄さんとのエピソードを話しながら、
2人で、ただただ泣きました。
お互い同業で、さらに大会に参加していたことも偶然ですが、
会場には数百人の整体師がいました。
懇親会だけでも100人以上はいたはずです。
参加していても、出会わなかった可能性は十分にあります。
そもそも、顔もはっきり覚えていなかったのですから。
それが、何人もの方が介在することで、
こうして再会することができました。
ここまでくると、もう「奇跡」だと思います。
亡き友人が引き合わせてくれたんじゃないか。
そんな話を2人でしていました。
この奇跡的なご縁を、
これから大切に育んでいきたいと思います。
さいごに
今回の参加で、前回以上に多くのものを得ることができました。
他者との「腕試し」では敗れましたが、
自らに課したテーマは達成できました。
その過程で、確実にレベルアップできたと実感しています。
この大会は、自分にとって
「修練の場」だったのだと、改めて気づかされました。
この大会は、まさに巨大な癒しの空間。
いるだけでパワーがもらえそうな、
エネルギーにあふれた場でした。
熱い想いを持った全国の整体師さんと交流できたことも、
非常に大きな糧となりました。
整骨院はお休みをいただき、ご迷惑をおかけしましたが、
参加して本当に良かったと思います。
ここで得たものを、
この大会を企画・運営してくださった皆さまに、
心から感謝いたします。
ありがとうございました。
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